昨日は東京まで、店舗の居抜き物件の仕上げ工事をしてきました。
昨日中に終わらせないと、行ける日がないので、なかなかハードな作業で珍しく
翌日も疲れを引きずってしまいましたが、リポビタン飲んで今日もがんばります。
今日からシーリングの撤去とシーリング充填行っていきます。
現場で吹付塗装されたサイディングというかセメント系パネルです。
シーリング部分ヒビがはいってますが、塗装面だけでシーリングまで割れてなくて、打ちかえじゃなく、
打ち増し(既存のシーリング部分の上から充填する方法)でもいいかな?と思ったのですが、
A様のご希望により打ちかえすることになりました。
ということでまずはカッターで切れ目を入れて既存コーキングをとっていきます。
ペンチでつまみ出します。
コーキングが取れたら今度は、断面に残ったコーキングをなるべく削り落とします。
この削り落とす作業は、やるかやらないかで手間が全然変わってきますので、やらない業者も
いますがせっかく打ちかえるのならば断面にコーキングがなるべく残ってない方が密着もいいだろう、
ということでカリカリやっております。
コーキングは左右の断面には接着させるんですが、奥の目地底には密着させない2面接着にさせないと、
コーキングの弾力性を生かし切れず壁が動いたときに裂けてしまうことがあります。
今回通常の目地の所は新築時に貼ってあった3面接着を防止するボンドブレーカーがきれいに残ってくれたので、
そのまま活用することにしたのですが、目地幅が広いところはこんな感じで、目地の半分くらい目地底にくっついていました。
なのでこういう、目地はがしでくっついていた部分をとってから、新たにこの部分にボンドブレーカーを張り付けました。
目地の幅によって使い分けれるようにサイズが違います。
削りカスをはいていきます。
今日撤去したところは今日中にコーキング充填したいので、2時頃からプライマー塗っていくことにしました。
一般的なサイディングなら目地の両サイドにマスキングテープを貼るのですが、
玉吹き模様でこの凹凸に合わせてテープ貼るのはほぼ不可能で、貼っても仕上がりが逆に汚くなるので
あえて貼りません。
その変わりコーキングプライマーを刷毛1本分くらい壁に塗りこんでおきます。
今回使うコーキングはこれです。
とりあえず30本頼んでみました。
接着剤的役割のプライマーはそのコーキング専用のを使います。
コーキングにはいろんな成分や柔らかさとか、種類があります。
一般的な住宅の場合低モジュラス(柔らかく良く伸びる)でノンブリード(黒く変色しない)
の変性シリコンかウレタンの物を使うといいと思います。何も考えないでへんなの使うと数年?で
コーキング部分が黒ずんだりして悲惨なことになります。
プライマーを塗っていきます。
こんな感じで塗ったとこの色が濃くなればしっかり壁の断面がでてる証拠です。
壁面にも少し塗っておきます。
塗ってから30分以上8時間以内にコーキングを充填しないとまたプライマー塗り直しになってしまいますので、
プライマー塗ったところは今日中に充填していきます。
目地部分ににょろーっといれていきます。
今度はヘラでならしていきます。
中の空気を抜くためヘラを2~3往復はさせます。
どうしても目地からはみだしてしまうので、プライマーを壁面にも塗っておきます。
そして完了です。
今日撤去したコーキングです
3時からコーキング打ち始めて8本と半端使いました。
引き続き明日もコーキング作業行います。